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木屑が残る床に触れるこどもの手足。

ワークショップの余白

2026.10.03

先日、一級建築士・こども環境アドバイザーの井上寿氏が沖縄県を訪れました。私は、豊見城市にあるもみじ保育園と、恵福祉会の4施設の巡回に同行させていただきました。

それぞれの施設で環境について考えるなかで学んだのは、環境の悩みが、保育の見方ともつながっているということでした。

木材を前に、環境づくりを進める。
木材を前に、環境づくりを進める。
ワークショップで使う木材。
ワークショップで使う木材。

つくっている、そのそばで

ワークショップの最中、心に残る小さな場面がありました。

使い終わったスライド丸ノコの近くに残っていた木屑に、こどもが気づいたのです。

足で足跡をつける。足で払って、木屑の形が変わるのを味わう。床の隙間に細かな木屑を落とす。こんもりと集める。

ワークショップで木を加工するなかで生まれた木屑が、遊びになっていました。

おとなが物をつくるそばでは、こどもが木の端切れで遊ぶ姿もありました。

木屑と床の隙間に関わるこども。
木屑と床の隙間に関わるこども。
おとなが物をつくるそばで、端切れで遊ぶこども。
おとなが物をつくるそばで、端切れで遊ぶこども。

※この場面では、工具のコンセントを抜き、刃が上がらないように固定するなどの安全対策を行っていました。

木屑と床の隙間、自分の身体との応答

足を動かすと、木屑が動く。集めると、そこに小さな山ができる。床のわずかな隙間には、細かな木屑が落ちていく。

木屑だけでも、床の隙間だけでもなく、自分の手足で触れ、動かすことで起こる変化。その応答のなかから、次の動きが生まれているように見えました。

手足と木屑のあいだに生まれる、小さな動き。
手足と木屑のあいだに生まれる、小さな動き。

余白に、目を向ける

おとなが何かをつくっている、そのそばで起きていたこと。今回、私はこの小さな場面を、ワークショップの「余白」として受け止めました。

つくるものや作業の進み具合に目を向けていると、こうした姿は見過ごしてしまうかもしれません。けれど、少し視線を移すと、こどもはすでに、そこにあるものと関わり始めていました。

ちょっとした瞬間でしたが、そこには、環境とこどもの関係を考える手がかりがありました。みなさんの園では、予定していた活動のそばに、どのような「余白」が生まれているでしょうか。

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