遊道では、遊道あそび・保育環境アドバイス・ワークショップを通じてこどもとおとなが暮らしやすくするお手伝いを行っております。
「遊道あそび」では、園にある身近な素材を使って、0〜5歳の子どもたちに遊びを提案しています。
使うものは、フラフープ・木材・縄・ゴム紐・イス・タイヤ・斜面・廊下・おとなの体など、身近にある物や園の環境そのものです。それらを活かしながら、こどもたちが自由に遊べる場をつくります。
活動は主に異年齢のこどもたちで行います。年齢や発達の違う仲間との関わりの中で、こども自身が「感じる」「気づく」きっかけが生まれるように工夫しています。
ただ遊ぶだけではなく、「この遊びにはこんなねらいがある」という活動の意図も、保育者に伝えます。そうすることで、こどもや保育者が「やってみたい!」と思ったときに、日常の中で自然と実践できる――そんな「いいこと思いついた!」の種まきを大切にしています。
さらに、活動を通じて見えてきたこどもやおとなの姿から、保育を振り返るヒントもお伝えしています。
遊道では、こどもとおとな、それぞれの思いや願いに耳を傾けながら、その保育施設ならではの特徴を活かして、環境づくりを進めています。
まずは研修で、保育環境の整備に関する基本的な知識をお伝えします。その後、実際にこどもたちの様子を観察しながら、保育者や保護者と何度も話し合いを重ねます。
ワークショップでは、参加者が工具を手にして実際に作業を行い、みんなで保育環境をつくり上げていきます。
そして、できあがった環境でこどもたちがどのように遊びはじめるかを見て、さらに話し合いを深めたり、遊びがもっと広がるように素材の研究や、必要に応じて作ったものの修正も行ったりします。
遊道が目指しているのは、ただ「ものを作ること」ではありません。環境を整えることを通して、保育についてじっくり語り合える、そんな風土を育てていくことを大切にしています。
遊道では、こどもに関わるさまざまな要素がつながっていることを伝えるために、幅広い研修を行っています。
内容は、食事・睡眠・保育環境・保育の流れ・行事・運動・子どもとの関わり方・組織づくりなど多岐にわたります。