Grow Path License2期生の皆さん
2019 ライセンスの状況
取得中 初級:2名 中級:2名
保持者 初級:18名 中級:2名
現代、子ども達の運動能力が低下しており、国から幼児期運動指針が出されました。その中で1日60分間の運動を確保しなさいという内容です。各保育園では運動的な活動が取り入れられていますが、体育講師が週1回行うなど日常化することが難しい現状です。
また、保育士が日常的に運動時間確保してもただ身体を動かすだけになってしまい、子どもにとって運動が遊びではなくただの行為になっていることも少なくありません。
遊道では「子どもと講師」の関係ではなく「子どもと保育士」の関係性のサポートを行い、また人材育成のためGrow Path Licenseを考案致しました。
よく保育現場で聞かれる声は研修を経て専門性を身につけた人材が例えば「運動遊び担当」と呼ばれ、その行事や保育の「担当」になることがあります。確かに個人の専門性は向上しましたが、「担当」のため研修を受けた保育士(個人)だけが奮起し、他の保育士は任せきり状態となっていませんか?
遊道では「運動遊び担当」ではなく「運動(活動)遊びリーダー」を育成し、このリーダーが他の保育士へのサポートやスキル向上の担い手となれるように考えております。
☆0~5歳児までカリキュラム化された研修内容
☆保育園の環境を存分に工夫できる保育士の育成
☆講師に依存しない保育士の育成
☆保育園全体に保育の楽しさと必要性を伝えられる保育士の育成
Grow Path License(グロウ・パス・ライセンス)
遊道の目的は、「日々、子どもと関わる保育士のスキルアップ」です。知識を蓄える講義に加えて受講生が実際に子ども達の前に立ち、指導力を向上させます。実際に子ども達と関わり合うことで、受講生は自分自身に必要なスキルに気づき、自己改善しようとする気持ちが芽生え、より子ども達に沿った関わり方ができるようになります。
テーマ:子どもを輝かせる運動遊び導入術
◇子どもが遊びに興味を持ち常に新鮮さを感じられる導入術・・・
運動遊びを導入するときに、ただの行為として子どもに提供すると運動技術は向上しますが、飽きてしまい集中力が途切れたりします。また、自分の順番だけ終わったら遊んでしまったりして、保育士に叱られる姿を見ることがあります。更に興味が持てないので、ルールを把握できず怪我やトラブルなどの原因となることがあります。
遊道では、同じ動きでも子が毎回新鮮に感じるような声かけを行ない、また待っている時間も楽しめるような環境作りを大切にしております。「好きこそものの上手なれ」という言葉があるように、ただの行為としてやらされる遊びよりも興味を持って参加する遊びの方が子どもの成長をより高めることが予想されます。
◇運動ができるまでの手順を知る・・・
一足飛びで高度な運動を提供することで子どもにとって精神的な負担や怪我につながります。まずは各年齢に応じた遊びを段階的に知ることで、安全にかつ楽しみながら子どもを運動好きにすることができます。
◇基礎的な補助法を知る・・・
運動ができるまでの手順を知ると同時に、子どもの状態に合わせた補助法を学びます。例えば、逆上がりでも子どもの発達に応じ補助をするポイントが変わります。また、適切な補助法を知ることで、子どもが運動時に怖がらず安心して大人に身を預けて達成感を感じることができます。
◇子どもの観察と分析・・・
上記の運動ができるまでの手順と補助法を知っても、子どもの発達に合わせられなければ意味がありません。まずは運動遊びの中で子どもを観察し、分析する視点を育てます。運動遊びの中で気になった子どもの姿と日々の姿をリンクさせることで、子どもを取り巻く環境を常に頭に置きながら指導することができます。
Grow Path Planner(プランナー)(中級)
テーマ:集団遊びの導入術と運動遊び・生活力の計画力の向上
集団遊びの指導方法と自園の運動支援計画立案に特化しております。最近、保育現場で集団遊びを取り入れようとしても、子ども達自身が楽しさを感じられずに拒否するなど、遊びが成立しないため、集団遊びが減っています。そのため、保育士自身も集団遊びから遠ざかってしまっている現状があります。
◇社会性を育てる集団遊びの在り方・・・
集団遊びには、ルール理解や対人関係、直感力、状況把握など常に変化する社会(環境)への対応力を育てることができます。また、身体面や認識面など心身の発達が必須になります。幼児期に集団遊びの楽しさを知ることで、より豊かな学童期、青年期、成人期を迎えることが期待できます。
◇個々に合った運動支援法(遊び、生活)の作成・・・
中級では、受講者が自園の運動遊びと生活動作の年間計画を立案し、目の前の子ども達に沿った計画を立てられる技術を身につけます。それには受講生が各クラス担任と連携をとらなければいけません。個々の情報を常に持ちながら、更新していくことで、そのクラス、個人に対しての支援策を講じることができます。
◇子どもの発達を育てる伝承遊び・・・
承遊びは、子どもが自分自身と向き合うことで習得できるようになります。特に竹馬やコマ、けん玉などは現代の子どもたちが体験できにくい「努力しないとできない」遊びです。幼児期にこれらの葛藤問題との向き合い方を知ることで、子どもが学校などの社会へ出た後の折り合いをつけ生きていく力に繋がると考えられます。また、上記遊びは身体の総合的な発達が必要です。子どもの総合発達を見極めるためにも大変有効です。
Grow Path Adviser(アドバイザー)(上級)
テーマ:気になる子どもの分析術と保育士サポート