先日、宜野湾市にあるゆうわ認定こども園にて、職員さんとロフトの作成を行いました。
0,1歳児合同クラスにて、1年前から子どもの姿から現在の保育環境では、子どもも大人も互いにフラストレーションが溜まってしまう環境になっていることを議論し、どんな環境が必要かを職員さんと共に考えていきました。
子どもが遊びを選択するときに、仕切がないと遊びが集中できにくい点や現在の欲求に沿ったおもちゃなどが少ないなどの話から、L字コーナー仕切とロフトを作成することとなりました。
ロフトの設計から、保育者さんの想いを反映させ大人の不安部分を取り除いたり、認識を見直したりと積み重ねていきました。
そして、ロフト作りの当日、工具に触れた経験がない保育者が9割のなか作業が始まりました。
最初は慣れない手つきでインパクトドライバーを操作していましたが、使用経験のある方が所々でコツを伝授してくれていました。
作業終了後、職員さんへ感想を聞いてみてみると、「様々な園に見学に行ったが、作成方法から想像が難しく、安全性などの不安もあり躊躇していたが、議論を重ね実際に作ってみて安心に変わった」との意見がありました。
確かにロフト設置園・環境整備実践園への見学は刺激になりますが、同時に過程が見えないため、その場で話を聞いても「自園で!」という結びつきができにくくなると感じました。
その段階を飛ばして、見学園で見た環境を「購入」したとしても、実際に活用方法や安全性に対して共通理解が難しかったり、その後の修正ができない状態となり、フラストレーションは残ったままの状態となることが多いです。
最後に園長先生より「ロフトの設置だけではなく、議論を重ねる期間・そして楽しそうにロフトを作っている職員の姿を見て、ロフト以上に価値のある経験ができた」とのお話をいただきました。
自分たちで一から議論を重ねてきたからこそ、共通理解・安全性の確認・改修方法を講じることができます。
子ども達はどんな姿を見せてくれるかとても楽しみです!
「遊道」では子どもの姿を軸に園庭・室内の保育環境を提案させていただきます!
このテーマのブログランキング.
1位
2位
3位
4位
5位
6位
7位
8位
9位
10位