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法人で保育を研究する意義

2024.03.14

 先日、豊見城市にある社会福祉法人ゆたか福祉会にて、保育の研究会を行いました。

社会副法人ゆたか福祉会は、事業所・病児保育・認定こども園・学童と様々な形態の保育施設を運営しており、今回は施設別や学年・クラス別・異年齢などに分かれて「今必要としてる課題」に関して、1年間の取り組みを行いました。

専門用語を使わないことを意識した文章

 研究のまとめを作成するに当たり、各部署に「テーマは専門用語を散りばめ」内容は「専門用語を使わない文章」で作成をお願いしました。

専門用語の一例は「質の高い保育」「主体性」「丁寧な保育」「共同性」など。

保育者がわかっているようで、実はなんとなく「わかったつもり」となって多用している言葉となります。

今回、専門用語を使わないで、文章を作成することで、自分たちの保育を自分たちの言葉で表現することの練習となります。

何を目的として、何が課題で、どんな手立てを、そして子どもの姿~考察、次期への課題を具体的に語れるかが、保育者の頭の整理としても役立ちます。

実感を伴う研究の大切さ

 現在、保育業界では様々な子どもの育ちに関する研修があります。その研修を受け、自園としての取り組みを実践・検証して活かすばとなれば良いのですが、現実は「受けたら終わり」「試してみる」程度に留まるという非常にもったいない状況になっていると感じております。その中で、一番は「自分たちが何を目指しているのか」を考え、自分たちで必要なことを収集し、実践・検証の積み重ねの機会が必要だと感じました。また、大規模法人だからこそ、それぞれの特色を強みにして、姉妹施設と育ちあえる関係性を築くことも可能です。研究・・・と聞くとハードルが高いと思いますが、自分たちの目指すことを日常で実践し、記録・検証することを自然な状態でできる組織にできるよう、引き続きサポートさせていただきます。

私の恩師から「保育者は実践者であり研究者」という言葉を教えていただき、改めて大切さを感じた1日でした。

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