先日、豊見城市にあるつぼみ子どもクラブ(学童)での研修がありました。
こちらの学童では、以前より職員研修として、子どもの分析や対応、環境整備についてサポートをさせていただいております。
今回は、環境整備後から子どもの姿や職員の悩み・気になる子どもへの対応方法検討・保護者対応についての議題について、アドバイスを行いました。
まずはコーナー仕切りや棚作りなどの環境整備から子どもの様子と悩みについて一人一人への聞き取りを行いました。
すると
☆子ども達が室内で走り回らなくなった
☆子どもが遊びに集中するようになった
☆勉強部屋と遊び部屋を分けたことで、勉強部屋が以前のような雑音が減った
☆遊ぶ場所(範囲)の取り合いがなくなった
☆職員の制止する言葉かけが減った
などの意見が出てきました。
環境整備を行って、使いにくい点・困っている点を聞いてみると
☆レゴが様々な所に移動して散らかってしまう。物を大切にしてくれないので困っている
☆コーナー仕切りに寄りかかるため移動してしまう
☆コーナー仕切りに寝そべる
☆製作コーナーではなく、他の場所で作りたがるため、ハサミやガムテープを片づけない
などの声が聞かれました。
対策として、
☆レゴはバケツに大量に入っているので、戻しにくいため色別の小分けにしてみることを提案しました。
☆仕切りに寄りかかる場合は、筋力低下している子どももいる可能性があるので、学童での身体つくりまたは、ビーズクッションなどで寄りかかりたくなる場所を保障していくように提案をしました。
☆コーナー仕切りで寝そべる子どもには、本園で使用していた丸太が余っているので、丸太椅子を作って、安全に寝そべられるように提案しました。
☆制作コーナーは狭いため、大物製作を行うときに場所が必要ということで、部屋のレイアウトを変えて大物作りができる場所、少人数やお一人様部屋など、それぞれの欲求に対応するコーナーを作りました。
ある程度対策を提案した際に、
〇製作コーナーに小上がりを作成し、1階2階に分かれて活動ができる環境
〇押し入れにお一人様個室を作成し、疲れた時や腹が立った時にホッとできるための環境(カプセルホテル風)
〇既存の図書コーナーが騒がしいコーナーの近くにあるので思い切って図書コーナーの移動
を次回のワークショップで行う予定です。
職員間でも「こんな環境は??」「こうしたらいいじゃない!?」と子どもの姿をヒントに議論が始まっていました。
「遊道」では子どもの姿や職員さんの想いから共に環境整備のお手伝いをさせていただきます。
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