子ども達が思考できるって何??何か学習系の教具を入れるの?それとも「この遊具を入れたら思考力が増す」遊具が売っているの??など、保育環境として「ただ遊ばせる」ではなく「子どもの発達を促す」環境について、一つ一つへの意味づけは重要です。
今回は気づかずに脳機能と身体面を育てる「思考できる環境」を紹介いたします。
自然物というと、木や土などです。これらは活動の中で「折れる・崩れる・滑る・硬い・柔らかい」などの危険性や同じ場所でも若干の違いがあります。人工物では「折れない・崩れない・壊れない」という条件が揃っているので、危険認識力を使わなくても活動することができます。
子どもが遊ぶ環境は、できるだけ自然物で整備をすることで、子ども自身が環境の変化を敏感に察しとり「思考」しながら遊ぶ機会が増えます。前回の動画にて、子どもが斜面を登る映像を紹介しましたが、子ども達は「崩れる・滑る」など地面の情報を吸い取りながら処理して活動を行っていました。
例えば木登りを例にとってみましょう。
「あ、これ以上登ったら折れそうな」
「この木は細くても硬いから丈夫だぞ」
「と腐りかけの木だからもろいな」
など。同じ木でも違いを感じ取り、更に登っている最中も情報を吸い取り続けて判断します。
子ども達は安心できる園庭で、毎日、この情報処理を積み重ねています。そして、情報処理をしながら別の活動とより、複雑に機能を使って育っています。
是非、園庭を見直す際は「大型遊具」もよいけれど、自然物も検討してみてはいかがでしょうか?
「遊道」では園庭や室内環境、保育の見直しなどのサポートをさせていただきます。
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