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共感の中で育ち合う

2026.01.13

 先日、「子どもと保育実践研究 2025年冬季セミナー」に参加しました。
セミナーの前半では「保育の充実と働き方の関係を考える」というテーマのもと、園長と職員による実践発表が行われました。後半では、島根県益田市における「保育の質を高め合う市全体の取り組み」と、それを支えるコーディネーターの役割についてのお話がありました。

前半・後半を通して特に印象に残ったのは、「声に耳を傾ける」という姿勢でした。
何に困っているのか、何をやりたいのか。今はやめておきたい理由は何なのか。「どうして?」という問いも、責めるためではなく、純粋な関心から知ろうとする姿勢であることの大切さが語られていました。

特に乳児期は、言葉で思いを伝えることが難しいため、表情や行動、子どもの視線の先を丁寧に共有し、二人称的な関わりで「その子になってみる」ことが求められます。そうした取り組みを通して、子どもを主体とした保育へとつながっていくこと、そして保育について語り合い、考えを深める風土が、一つの施設にとどまらず地域全体に広がっていくことを学びました。

研修を受けている中で、以前撮影した一枚の写真を思い出しました。

鬼のお面をつけたA児が保育室を歩き、レールが置いてある場所に立ち寄って、動物のフィギュアや電車を動かしています。その様子を、少し離れたところからB児がじっと見つめていました。B児はA児の手元を見ながら、ときおりA児の顔にも視線を向けていました(お面をつけているため、表情は見えません)。

その場にいた保育者は、「〇〇の感覚でやっていたのかもしれないね」「〇〇だったのかも?」と、A児やB児の気持ちになったつもりで語り合っていました。
そこには評定ではなく、評価――つまり共感として、その場面のストーリーを丁寧に追っていく姿がありました。保育の一場面を、こどもの視点から理解しようとすることの大切さを、改めて実感した瞬間でした。

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