先週は沖縄に一級建築士・こども環境アドバイザーの井上寿さんがやってきました。
私も学びを深めるために各園の巡回に同行をさせていただきました。
井上さんはまず、子ども達の環境を見て、保育者から声を聞き取り、そしてその保育施設に応じて、環境を提案してくださいました。
しかし、ただ保育者が欲しいから、困っているから提案するのではなく、子ども達の姿や子どもと保育者の関係性、保育者がどう考え実践してきたかの道筋、更には議論できる組織になっているかどうかを見極めながら、時には「造る提案」ではなく、「保育の見直し提案」をされていました。
私自身も講師として、日々保育施設に関わらせていただいておりますが、「講師からの様々な提案」ではなく、「相手が本当に何をしたいか」を聞き出し、その都度、情報やアドバイスを渡し、保育者の変化を感じ取ることで、保育者が自分たちでやりたい保育を見つけ、議論し実践して振り返られる組織になると感じました。
次回の保育士セッションから、保育者からの聞き取りを積極的に実践していきます。
今回も保育環境の提案だけではなく、講師としても深い学びを得ることができました。
それにしても、保育者の想いを聞き、ロフトや園庭のデザインをその場でしてくださるのですが、それを見た保育者さんの驚きと期待、そしてまだ私たちの園には可能性があるんだという表情はなんとも言えません。
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