先日、巡回した保育施設にて大型遊具が劣化しているため、業者にお願いして補修をしてもらう話をお聞きしました。
こちらの大型遊具は設立当初からあるようで、時を経てひび割れなどの劣化が進んでいました。
保育者に話を聞いたところ、この大型遊具にはルールがあり0,1歳児クラスは上まで登ってはいけないということが分かりました。1歳児の高月例は、ボルタリングやはしご部分を使い頂上まで登ってしまい怪我につながる恐れがあるため禁止したということです。
ここでのハザードは
☆1歳児クラス後半期でも登れる間隔のはしご・ボルダリングがあるということです。
斜面の角度は急だったり、はしごの高さもある程度ありますが、誰でも手や足がかけやすく登りやすい構造となっているので、危険回避能力が発達途上の1歳児クラスが登り垂直落下の危険性が高まります。
今回提案したことは、
☆ボルダリングの足場をなくし、ただの板にして斜面のぼりにすることで、4歳児くらいが登れる難度に調整する。
☆はしご部分は下の足場をなくし、4歳児のおでこくらいの高さから登れるようにする。
☆滑り台があるのですが、滑り台部分から登ると0歳児クラス高月例でも登れるので、滑り台は撤去し土山に移植する。
☆ゆらゆら橋は最初の3本の足場を撤去する
などの提案を行いました。
このように保育者は子どもたちにルールや禁止を求めたくないと思っていても、実際の環境からどうしても声をかけないとハザードになってしまうことが挙げられます。もしかしたら、おもいきって撤去をして新しい環境の整備などの選択肢も出てくると思いますが、そこは保育者がどうしたいかを議論して対策を講じていく必要があります。
「遊道」では今ある保育環境から様々な選択肢を提案させていただきます!
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