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またぐ原因と対応法

2021.08.05

 先日、L字コーナー仕切りや棚を作成した保育施設より「子どもたちがコーナー仕切りをまたぐんです。毎回注意してもまたぐんです。仕切りが低いことが原因ですか?」という質問をいただきました。保育者の方に聞き取りをしていると「あー、大人は鏡だな」という原因が見えてきました。

子どもがいつでも行き来できるためのコーナー仕切り活用

大人の行動を真似する

 一番の要因として、保育者が柵や仕切りをまたいでいることが挙げられました。

話を聞くと

「子どもが出ないように仕切りで囲ってしまう」

「遠回りすると大変だからついついまたいでしまった」

「昔からの習慣で無意識にまたいでいた」

などが各々から挙げられました。

大人がまたぐ姿を見ていれば、子どもも「またいでよい」と思うことは自然かもしれません。

職員の共通理解として、「またがない」ようにすればどうすればよいかを考えていただきました。

不安だから柵で囲う

こちらも子どもの安全を配慮して・・・と思いますが、実際は「囲われたから出たくなる」状態になりやすくなります。

囲わなくても安心して保育ができる環境構成の議論が必要となります。

ただし、固定された柵もありこちらは撤去に費用が掛かります。こちらも柵がない状態で、どのような保育ができるのか、保育者自身の考え方も議論を繰り返すことで不安を軽減することができます。

是非、保育の可能性として、特に0,1歳児クラスでは「囲って安全を感じる」保育から「その時の欲求が満たされる」保育に移行してみてください。

ここが落とし穴!!

 ただし議論がない状態で、柵をあけ広げても、走って転倒・ぶつかる・物が散乱する状態になるため、議論の後、試行しながら子どもの様子から安心安全を確認していきましょう。

その他に

〇登りたい・乗り越えたい欲求がある

〇出たい欲求がある

〇わざと乗り越えて大人に声をかけてもらいたい欲求がある

など、子どもたちの内面が表れています。反面、その行動が保育を計画するうえで、とても大切な情報となります。

「遊道」では保育者が行うDIYワークショップを通して、ただ環境を整備するだけではなく保育の悩みや不安を軽減するお手伝いをさせていただきます。興味のある方は下記のお問合せ欄よりご連絡ください(^^♪

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