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Q&A「子どもの声が大き過ぎて」

2019.11.27

今回は保育士さんと保護者の方より類似した質問が来たのでお答えさせていただきます。

まずは保育士さんより

「子ども達の声が大きくて、近くにいるのも大きく話し、音量を調節できないようです。アリさんの声でお話ししてねと言っても、まったく聞いてくれません。そのため、クラス内は雑音が飛び交って、私も毎日大きな声で対応してしまいます。何かよい活動はありませんか?」

保護者の方より

「うちの子は、兄弟の中で一番声が大きいんです。車内での会話も、家での会話も大きな声を出してしまいます。静かな声で話しなさい!と言っても、直りません。どうしたらよいでしょうか?」

子ども達が何故、大きな声になるのか要因を紐解く

まずは、何故子ども達が大きな声で話したくなるのかを考えてみましょう。

①伝えたいこと、嬉しいことがあり共有したい!!

こちらは、子ども達の喜びや発見で興奮している時ですね。是非、共感して同じ気持ちを共有してみてください!

②クラスの中で大きな声を出さないと先生が反応してくれない!!

こちらも保育園でよく見かける光景です。他の子ども達も声が大きいので、自分も大きな声を出さないと気づいてもらえないと感じているかもしれません。保育士はアイコンタクトやジェスチャーなどでも信頼関係を築くことができるので、言葉だけではなく様々なコミュニケーションの取り方を伝えていきましょう。

また、家庭では兄弟が多く、大きな声でアピールをしてお母さんに注目してもらうというケースもあります。

③様々な音量のモデルケースを見ていない!!

こちらは、子ども自身が「様々な喋り方を見たことがない」場合があります。テレビやスマホなどのメディアは、小声で話す場合がありますが、小声で話していても広く聞こえる声となっています。本当の意味でのコソコソ話体験や大きな声で笑うなど、様々な音量や発生のモデルを0歳児から子どもに見てもらいましょう。

④耳が聞こえにくい!

こちらは医療の領域になります。中耳炎などで耳が聞こえにくい、また元来、耳が聞こえにくい子どももいるかもしれません。

⑤視力が弱い!

視力が弱いと遠近感が測れず、近くても遠くても常に全力で大きな声を出してしまう子どももいます。こちらも④同様に医療の領域となるので、専門のお医者さんに見てもらうとよいでしょう。

⑥距離感が分かりにくい!

⑤と似ていますが、こちらは視力が良好でも例えば、テレビ、ゲーム、スマホなど遠近感の実体験ができにくいメディアの多様が影響してる可能性があります。

実際に公園などで遊具と自分の距離や、ビーチ遊びで貝殻拾いなどで遠近感などを育てていくと良いでしょう。

⑦耳についての機能を知らない

例えば、「眼は見る場所」「耳は聞く場所」「鼻は息を吸う、匂いを嗅ぐ場所」など、基本的な情報を知らない子どももいます。4歳児クラスで伝言ゲームをした際に、通常は相手の耳に向かった小声で伝えるのに対して、例えばおでこあたりに小声で話したり、顔を近づけるだけ などの場合がありました。このようにもともと、身体の機能(役割)について、知っていない場合もあるので、0歳児のうちから手遊びや会話を通して気づけるようにしていきましょう。

大人が会話のモデルケースが子どもの選択肢を広げる

 子ども達は大人の話し方、音量、感情、その場にあった対応などを見て真似たり、学習していきます。まずは見本となる大人がゆっくりや早く、小さく、大きく、感情豊かに子どもと会話をしてみましょう。人と会話するときに選択肢が広がり、様々な表現で伝えられるようになるかもしれません。

大切なことは思い切り楽しみ、活動すること!

 ただ静かにする活動をするだけや、静かな時間を確保するなどでは子どもにとって、意味が分からなかったり、苦痛になるだけな場合があります。それではなく、思い切り楽しみ活動できるよう、活動の質に目を向けましょう。

思いきり盛り上がる遊びもただ、騒がしいだけではなく、盛り上がりの中での集中や静寂、対戦の遊びをするため、小声で仲間に必要な情報を伝えたくなる など、子どもが必要と思って「やってみよう」と思えるように企画していきましょう。

「遊道」では引き続き、保育士さんや保護者の方の質問に対して、発達や要因などを踏まえて説明させていただきます。

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