先日、巡回園の保護者の方より「子どもが1歳児なり歩けるようになり公園に連れていきたい。でも公園の遊具は大きな子向けが多く公園遊びはまだ早いでしょうか?」という質問をいただきました。
今回はそんな質問にお答えさせていただきます。
公園=遊具で遊ぶ、ボール遊びなどのイメージがあるかと思いますが、実は公園に行くだけでも様々な刺激を受けることができます。
例えば
〇お兄ちゃんたち(他児)の遊んでいる姿を見ることで、遊び方を見てイメージをしたり、親近感がわいたりします。
〇季節の植物、生き物に出会えることも魅力です。バッタ、蝶々、アリ、セミなど、また植えてある植物の変化を知ることができます。生き物や植物の変化を見つけたら、言葉にして指さしで伝えてあげましょう。もしかしたら、他の子どもが捕まえたバッタなど、見せてくれるかもしれません。
〇暑い、涼しいなど環境の変化を知ることもできます。日が差している場所は暑いですが木の木陰に入ることで、とても涼しくなります。また、風が吹いて心地よさを感じることもできます。
上記と同じくその状況を言葉にしてみましょう。「風が涼しくて気持ち良いね」など、ちょっとしたことでOKです。
子ども達は 「状況」 + 「言葉」 + 「実体験」 で「生きた言葉」として捉えて記憶していきます。
公園の遊具以外に芝生の斜面、ガジュマルの根っこが張った場所などがあります。このようなところをよじ登ったり、保護者の方と手をつないで歩いても良いでしょう。子ども達は環境に応じて足に力を入れたり、バランスをとったり、保護者の手を強く握ったりして「環境に対応する力」を育てていきます。
また、草や葉っぱをちぎる、石を投げてみる(人や車がない場所)でちょっとした「思い切り」を楽しんでみてください。
という場合は、例えば安全に配慮しながら大人の膝に入った状態で大人と一緒に滑り台を滑る。滑り台の階段はハイハイで登ってみる、また大人の膝に入った状態でゆっくりブランコに乗るなどもよいでしょう。ハイハイで単純に登る動作ができるからこそ、自分で登れるかもしれません。ただし、他児との接触で転倒することがあるので注意しながら遊べることを増やしていきましょう。
1歳~2歳児中盤はまだまだバランスがとりにくく不意の転倒があったり、また怖さを感じないため高い所や人が密集している場所も平気で行ってしまい怪我に繋がることがありますので、安全に配慮しながら楽しみましょう。
是非、子ども達は一人で遊ばせるという意識ではなく「保護者と一緒に遊ぶ」を意識してみてください。そこにはたくさんのコミュニケーションや幸せを感じるポイントがたくさんあります。
「遊道」では保護者の方の些細な疑問にもサポートできるように情報発信をしてきます。
※保護者の方に許可を得て掲載しております※
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