私は学生時代からアマチュアの人形劇団に所属していました。
その団長と人形芝居燕屋のくすのき燕さんとは交流があり、何度も人形劇を見せていただいたり、保育者研修で勉強をさせていただく機会がありました。
今回、くすのき燕さんが沖縄で開催される「りっかりっかフェスタ」にて作品の演出をすることになり何度か沖縄に来ると言うことで、是非、私が提携する施設の子ども達に人形劇を見てほしいという想いから沖縄ツアーを企画することとなりました。
嬉しいことに9園より快諾をいただき先日より、実施させていただいております。
「ハロー!カンクロー」では、くすのきさん、カンクロー、子ども達の掛け合い(対話)形式で始まりました。
恥ずかしがり屋のカンクロー、それを見ていて3歳児クラスの子ども達が大盛り上がり。
横を見て友達と「おもしろいね~!」と何度も言って大喜び。カンクローの心の声を言葉に出して、説明してくれる子どももいました。
後日、他園での巡回時、くすのきさんは子どもから「おじさんは人形の友達なの?」という質問を受けたそうです。
命のない人形が生きているように感じる、そして本当の友達のように見えたんでしょう。
人形劇は「ただおもしろい!」だけではなく、子どもの内面的会話や感性、想像力を引き出すことができるのだと再確認できました。
昔話でおなじみの3まいのおふだが上演されました。
楽しい導入から、徐々に小僧さんが山奥に行き優しいおばあさんに扮したやまんばが!
子ども達は「ついてっちゃだめー」と言いつつも「どうなるんだろう・・・」と小僧さんを見守っていました。
演者・子ども・保育者 を巻き込みながら会場が一体となって楽しみました。
終了後、園長さんとくすのきさんの対談。
園長さん「子どもが変わってきていると言われていますが、人形劇を通じて、20年前くらいの子どもと、今の子どもの違いを感じますか?」
くすのきさん「人形劇を見る時、20年前も今も反応は同じですね。」
園長さん「やはり子どもの育ちは変わらないが、周りの環境が変わったということですね」
など、人形劇と保育から子どもの育ちと、現代社会の子どもが育つ環境について学びを深めました。
遊道では、次年度も企画をして子ども・大人に人形劇を届けられるようにしていきたいと考えております。
りっかりっかフェスタにて、くすのき燕さんが演出をされている作品を紹介いたします!
よろしければご家族で足を運んでみてはいかがでしょうか?