先日、参加しました日本靴医学会 学術集会にて得た情報を共有させていただきます。子どもの足に合っていると思ったんだけど、実は靴の中で足指が屈曲(曲がっている状態)になってしまっている要因となります。靴のサイズ以外からの着目です。
子どもの靴の問題 というテーマにて、塩ノ谷整形外科 塩ノ谷香先生の発表にて靴のサイズ(実寸)は子どもの足に合っていたのだが、靴の足先に「砂」が詰まっていたという例が紹介されました。
確かに子ども達は、園庭で元気に走り回りまた、砂場でもたくさん遊ぶと思います。そんな時に知らず知らずのうちに靴、特に靴の先に砂が蓄積されていくと考えられます。いきなり砂が詰まるわけではなく、徐々に溜まるため子どもも違和感を感じにくい状態になるかもしれません。
是非、1週間に1回程度、子どもの靴のメンテナンスを実施してみましょう。やり方は、たった1分程度でできます。靴のインソール(中敷き)を取り「砂」を出すだけです。
塩ノ谷先生の発表を聞き、つま先に砂が溜まると足指が狭くなってしまうことから、インソール(中敷き)下に砂が入ることで、本来の歩行に関わる体重比率の変化や歩行動作時に歩きにくくなる要因になるのではないかと感じました。
是非、家庭で子どもと一緒に靴のメンテナンスをしてみてください。
「遊道」では引き続き、保育関係者、保護者の皆様にすぐに実践できる情報をお伝えしていきます。