先日、豊見城市にあるもみじ保育園にて、ワークショップを行いました。
今回は、0歳児のイス&テーブルそして、1歳児クラスのままごとコーナーの屋根を作成しました。
0歳児用や1歳児用のイスは販売されていますが、子どもの足が宙に浮いてしまっている。
奥行きがありすぎて、高さは良いが足が浮く。
横幅が広いため姿勢が崩れる などの話は様々な保育施設で見聞きしてきました。
それならば、子どもの幅、高さに合ったイス&テーブルを作れば良いと、一級建築士・こども環境アドバイザーの井上寿さんより教えていただいた方法で作成をしました。
テーブルの幅や高さなどを保育者さんに聞き取りしたところ、模型を作成し高さや幅、奥行きを考えてくれました。
自分たちで大きさを考えることで、今一度子どもの生活を見つめ直す機会になります。
子ども達に見守れながら作業が進んでいきます。
高さや幅を確認した後、試乗!!その後は面取り作業に移行します。
大人にとってはちょうど良い高さの天井でも、子どもにとっては、開放感がありすぎて落ち着かない場合もあります。
子どもの安心できる高さを模索しながら設置しました。まずは子ども達がどう環境と関わってくれるのか、見守りが始まります。
作った後が大切です。
井上寿さんは「作ることは簡単だけど、作った後が大切」ということを仰います。作ったから終わりではなく、作ったからこそ、そこでの活動が始まります。「遊道」では、子どもと共に保育を考える組織作りのお手伝いをさせていただきます。