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文化の始まり?暮らしを豊かするきっかけ

2025.01.24

  先日、南風原町にあるみつわ保育園に巡回した際、こども達が、火起こしの道具を使い、ご飯を炊く実験をしている姿に出会いました。

話を聞くと、翌日は、Dayキャンプで、ご飯を炊くので、その練習とのことでした。

こどもの中に火起こし名人がいて、種火を作り、そこから着火します。

火起こし道具も保育者さん方の手作りです。

よ~く動画を見ると、足でリズムを刻んでいます。

下記の写真は、年下(2歳)も憧れる!手つきは、本格的です!

巻いて、下ろして、火起こし道具の仕組みを観察し、真似ています。

火がつくと、興味のある2~5歳が集まって、たき火を見つめます。

その中で、「これも燃やして~」と葉っぱを燃やし、燃え方の違いや音、燃える過程をじ~と見つめます。

保育施設で、たき火をすると、白線や工事用ポールやバーで火を囲いますが、みつわ保育園では、そのような物が無く、こどもひとり一人が、人の距離感を感じているようでした。

※もちろん、距離感に気づかない時は、声をかけています※

興味のある人だけが来るので、それぞれが火との距離を考えるのかなと感じました。

できたてのご飯を見て、歓声があがります。

職員研修を経てのたき火

 今回のたき火は、以前、職員研修で、災害時に備えて、おとながファイヤースターターを利用して、ご飯炊きを始めたことがきっかけとのお話でした。はじめは、火の付け方から、火がどのように燃えるのか、保育者さん方もチームに分かれて様々な試しをしたとのことでした。また、火起こし道具は、木材の種類で火がつきやすいなど、気づきがあり、今回の環境にも活かせたという話を聞かせてもらえました。

「これが日常になったらよいな~」と想いを込めつつ、消火していました。

消火後の炭は、これまた綺麗な黒でした。こどもたちは、炭で絵を描いて遊んでいるとのこと。

たき火から様々な育ちの要素を感じました。

 見えない保育の下準備、とても大切だと改めて感じました。

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