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環境から骨格を育てる 0歳クラス編

2019.11.26

 0歳児の運動発達をどうやって育ててればよいか、よく質問をいただきます。今回は環境を利用して、0歳児クラスの運動発達だけではなく、危険回避や計画性の力などを育てることができます。

保育園にあるもので代用可能

 今回は保育園にあるマットや跳び箱、鉄棒また保育士さんが作成した牛乳パック平均台を利用しよじ登るだけではなく、掴むことや体重のバランスを考えられるようにセッティングしてみました。

最初は見ていた子ども達も

 セッティングには中級ゾーンと上級ゾーンを設置し、それぞれの発達や欲求に沿って活動できるようにしました。最初は初級ゾーンで遊んでいた高月齢の子ども達が、上級ゾーンにやってきます。しかし、うまく登れません。登れなくても何とか手をかけ、足をかけて挑戦しています。

この時、保育士は補助は不要です。手助けをしてしまうと、登るときの道筋がない状態となり、怖さがなく不用意な落下などケガの要因となります。

そして、一人が登れると近くの子どもも寄ってきて、挑戦を始めました。最初は鉄棒には意識がいかず、ただよじ登るだけでしたが、誰かが鉄棒の棒に気づくと登り方が変わりました。

活動から模倣力が育つ

 棒を利用して登るようになると、他の子どもも棒をつかむなど「あ!あれは使える!」と気づいたようです。友達のものを模倣しますが、原動力は「登りたい・楽しそう」という気持ちから見てマネすることができるようになります。

これが、「登りなさい・やりなさい!」というただの指示や行為になると、意味も分からず行うため、登ろうとしても登れない、どこをマネて良いかわからなくて困っているとまた先生に叱られた などの状態になることが多いです。是非、「やってみたい」と思える環境作りや社会性の育ちを確認しながら提供していきましょう!

骨格の育ちを促す

 下記の写真や動画を見て一番のポイントは、子ども達が足の前足部(足指)を活用しているということです。足指を曲げて(背屈)マットに固定しながら登っています。これは急斜面ではないとなかなか刺激がされにくい運動となります。ただ歩く、走る、しゃがむなど日常の生活動作や平面のみの保育環境では刺激がしずらい発達のポイントです。

足指や手指をフル稼働させています!

本当は園庭に土山などがあると日々の遊びで自然と刺激できますが、園庭が限定されている場合はこのような環境を作って刺激してもよいでしょう。

自分で登れるから危険が把握されやすい

 0歳児クラスには危険ではないかと思われますが、自分で登れる子どもは手足を順序立てて動かし、体重移動なども把握して登ります。子ども達は山頂まで登ると跳ねたり、身体を動かしたりしますが、片方の手は鉄棒をしっかりと握っています。これが、なだらかな斜面で誰でも登れ、比較的高いとなると発達が到達していない子どもが登り、落下の可能性が高くなるかもしれません。

ちょっと難しいくらいが楽しいぞ!

 今回の上級ゾーン環境は、子どもにとって「最初はちょっと難しい」を意識した作りとなっています。ちょっと難しい環境を用意することで、子ども達の「知識欲求(見たい、知りたい、触ってみた、反応を見たい、登りたい)」などを刺激することができます。是非、危険な個所を大人が把握しながら、園にある物なければ代用品などを探してみましょう。

「遊道」では引き続き、0歳児クラスの集団と発達に合わせながら活動を提案させていただきます。

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