先日、八重瀬町にあるしらかわこども園で、「共感を通じて育つこどもとおとなの配慮」をテーマに研修を行いました。

保育の現場では、
など、「共感」という言葉を通して保育を捉えることが大切にされています。
では、改めて共感とは何でしょうか。
「共感」と「同感」は何が違うのか。
共感的な眼差しでこどもと関わるためには、どのような配慮が必要なのか。
また、共感を一歩間違えると、こどもの思いや意思を、おとなの思いや意思にすり替えてしまう危険性もあります。
研修では、こうした点についてお話ししました。
後半は、何気ない動作をしているこどもの動画を見ながら、
「この子は何を感じているのだろう」
「どのような育ちにつながっていそうだろう」
という視点で、グループワークを行いました。
大切にしたのは、評価したり分析したりする前に、「こどもになったつもりで感じてみる」ことです。

ただ、こどもを見ているだけでは、共感的な眼差しは生まれにくいかもしれません。
こどもの姿の背景には、人やモノ、場所といった環境との関わりがあります。また、時間の流れや、自分で選べること、思わず模倣したくなる対象や出来事など、さまざまな要素が影響しています。
だからこそ、おとなは黒子(裏方)のような存在として、こどもが自分から関われる環境を整えたり、必要に応じて提案したりすることが大切です。
こどもの姿に共感することと同時に、その姿を支える環境にも目を向けること。その積み重ねが、共感的な眼差しにつながっていくのだと思います。