先日、宜野湾市にある赤道あおぞら保育園でワークショップを行いました。
今回の作業は、「Lコーナーの仕切りにコロコロスロープを作りたい」という要望からスタートしました。
園庭で遊ぶ3・4・5歳児のこどもたちの横で作業をしていると、「何しているの〜?」と、興味をもって近づいてくる姿がありました。

0・1歳児保育室に配置するコロコロスロープを作っていることを伝えると、
A児「屋根があってトンネルにするとおもしろい」
B児「いきなり落ちるようにしたらいいんじゃない?」
C児「あっちの木をこっちにしたら?」
など、次々にアイデアを出してくれました。

作業を進めていると、ビスや木材を渡してくれたり、木材を実際に当てながら、
「これはどう?」
と試してみたりする姿も見られました。
保育者も、角度や落ち方、スロープの長さなどを、セロハンテープの芯を使ってシミュレーションしながら進めていきます。
作る人・見る人に分かれるのではなく、その場にいるみんなで考えながら作っていく時間となりました。
コロコロスロープは完成しましたが、肝心の“転がすもの”がまだ十分に揃っていませんでした。
セロハンテープの芯が1つしかなかったため、
「ほかに転がるものはないかな?」
と、こどもたちと一緒に探し始めました。
缶のふたやビニールテープなど、丸い形のものを持ち寄って転がしてみます。
しかし、幅が太くてうまくはまらないものもあり、スロープの幅と素材の大きさを見比べながら試していました。
また、はまらなくても斜面を使って転がして遊ぶ姿もあり、こどもたちなりに遊び方を工夫している様子が見られました。

今回のコロコロスロープは0・1歳児向けに制作したものですが、作る過程そのものが3・4・5歳児のこどもたちにとっても、好奇心を刺激する時間になっていたようです。
その後も、さまざまな素材を落とせる場所や、木材がクルクル回転する仕掛けなどを追加しました。
こどもたちがどのように遊びを広げていくのか、これからの反応が楽しみです。
「遊道」では、保育者自身が実際に作業を行いながら、こどもの姿を想像し、試し、考える場としてワークショップを行っています。
今回のワークショップを通して、こどもたちは完成したモノだけでなく、「作る過程」そのものにも興味をもち、自分なりに考えながら関わっていることを改めて感じました。