先日、八重瀬町にあるしらかわこども園で、保育環境アドバイスを行った際に出会った姿です。
こども達は、人口芝生の下に何かいることを期待しながら、めくっていたかもしれません。
そこに生き物なのか、珍しいものなのか、根っこなのか、自分から心動かされるものを探していたようです。

砂場で遊んでいる保育者に静かに近寄っていきます。
後ろにはたくさんのハイビスカスの花をもって。
「先生、花たくさんあったよ」
伝えた時にはまだ花は隠しており、一呼吸置いてから花を見せていました。
保育者の反応にどんな表情だったのか。
相手のことを想像しながら、動き、その反応から本人も心が動かされる体験になったのかなと想像してみました。

こどもの活動に目を向ける大切さを改めて感じました。
しらかわこども園では、以前にも増して、こどもの意思が所々で大切にされる環境ができ始めているようです。

「心を動かされる体験」これは、先日参加したこども環境学会 第2回セミナーで強く印象に残った言葉です。
おとなから見ると、小さなことかもしれませんが、こどもにとって、その行動がとても大切な価値あることだと気づける感性を磨いていきたいです。