4月に入り遊道の巡回が始まりました。遊道遊びや保育環境のアドバイスを行うのですが、4月の中旬にも関わらず、01歳児クラスでこどもたちが安心している姿が印象的でした。そして、複数の園で共通していることを感じました。
今回、巡回した園では、0,1歳児クラスの保育室にて、こどもが選べる環境が豊富に用意されている印象を受けました。
例えば、南風原町のマイフレンズ保育園では、01歳が共に暮らしています。0歳の好む環境から2歳(ちょっと難しいこと)が好む環境など、多岐にわたる環境があり、更に広いウッドデッキも解放されていて、こどもたちはどの場所にも自由に移動することができます。
豊見城市のもみじ保育園では、0歳、1歳それぞれ別れて暮らしてますが、こどもができるだけ、様々な環境に触れられるようにしてありました。また、隠れる場所も複数あり、様々なこどもの欲求を満たしたくなる場所が整えられていました。
宜野湾市の赤道あおぞら保育園では、01歳児の部屋が園庭に接続しているという利点を活かし、室内と園庭、それぞれでこどもが選んで活動できるような工夫もありました。
4月だから慣れるまで!おとながこどもを把握できるまで!とおとなの「よかれ」と「安心」が優先されて、こどもにとって囲われた環境では、安心を経て、外の世界に目を向けようとしたときに、見たいもの、試してみたいことがあまりない状態かもしれません。おとなとの愛着関係を作りたいこども、そこからちょっと外の世界に目を向けてみようと思うこども、それぞれに対応できると、こどもとおとなの安心につながります。それには、おとなが議論し続けながら、こどもにとっての善さを追求することが改めて大切だと感じました。