那覇市にあるあさひ保育園にて、初めてのワークショップを実施しました。
今回は、0~4歳児クラスまでの棚とコーナー仕切り、2,3,4歳児フロアの柵を作り、自由に子どもたちが過ごせるように設置をしました。初めて電動工具に触れる保育者が大半でしたが、ゆっくり丁寧に仕上げていただきました。
完成後は、棚や仕切りを仮配置をして、用途によって変化させることや、コーナーの広さなどを説明させていただきました。
事前に築山や駐車場、遊歩道などの議論をしながら、構想図を作りました。
それを実際に園庭に下描きをして、9月下旬の整備に向けた準備を行いました。
保護者の協力でタイヤを使用して、築山の土台にするのですが、3種類のタイヤを実際に触り、どのタイヤにすれば良いかを議論します。見た目ではなく、実際に堅さやへこみ具合を確認しました。
次に築山や遊歩道、砂場、2種類の土場、駐輪場、パーゴラなどの場所を地面に描いていきます。
紙に書くのではなく、園庭に実際に下描きをすることで、より具体的なイメージが湧きます。
下描きを終え、改めて何が必要か、築山にどんな機能をもたせるか、議論をして、当日の材料準備に取りかかります。
保育者さん方も実感が湧き始め、ワクワクしているとお話ししてくれました!
保育者・保護者による園庭整備を行いました。
こどもたちの声援を受けて、作業が進みます!
ワークショップは、「こんなものを作ろう!」と始まりますが、作業をしている中で、「ここはこの仕様がよいんじゃないか」
「ここは指が入る隙間ができそうだ」など、保護者・保育者が関係なく話し合いをしながら、妥協なく作業をしていました。
安全・遊びの展開性・しまいやすさ など、そしてそれを実現させるためのアイディアをそれぞれの場所で話し合っていました。
下記は、おもちゃをしまう棚をどのような仕様で作るか、議論をしています。実際に、砂場のおもちゃを持ち寄って個数や大きさなどを確かめていました。
当日は、築山、砂場、泥場2ヵ所、パーゴラ、テーブル各種、棚、駐輪場 など、完成し実際に配置をしてみて、こどもの姿を想像していました。
おとなが、話し合いながら、こどもの暮らす場所をデザインしていくことは、環境を作る以上に価値のある活動だと感じました。