保育施設では卒園式や修了式を終え、進学や進級に向けて期待に胸を膨らませている子ども達の姿が見られます。
さて、今回は就学で必要になる上履きについて、提案をさせていただきます。
私が所属する日本靴医学会にて、子どもの靴教育「シューエディケーション」を提唱されている早稲田大学の吉村眞由美先生のお話の中に「靴は装飾品ではなく、健康器具」というお話がありました。その中で、日本の靴は機能性よりもファッション性が重視されているという内容でした。
その中で、私が気になったことは、小学校での上履きです。全体的に柔らかく、自分の足に調整するベルトがないタイプが多いです。
今回は、吉村先生の靴の良い靴の条件に照らし合わせ、学校で履ける「白」を基調とした靴を紹介させていただきます。
こちらは実際に購入をしたのですが、かかと部分が硬く、底面もしっかりしており、足先で適度な曲がりが確認でき、マジックベルトもついています。
2020年における日本靴医学会の学術集会では、靴紐を締めることにより、歩容が改善されたという研究発表がありました。
マジックベルトが最終的に自分の足に靴をフィットさせる役割を果たすということです。
「遊道」では日常生活で子どもの健康や運動発達に役立つ内容を発信していきます。