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表情が見えない時こそチャンス!

2020.04.10

マスクをすると、大人の表情が分かりにくくなるため、

〇いつもより大きな声で指示や静止言葉を出す

〇表情が伝えにくいため、子ども達が話を聞いてくれない、集中してくれない

〇表情が伝えにくいため、言葉で伝えてもわかりにくい

このような状況になってしまう場合があります。

そんな時は、関わり方の引き出しを増やすチャンスになります。

表情が分かりにくいからこそ、別の手法を!

例えば、

〇身体を使って伝えたいことを表現する

ご飯を食べる姿、手を洗う姿、手にマイク(見立て)を持った風にして話す姿

集まってもらうときに手招き

など、身振り手振りで伝えたいことを表現すると、受け取る側にとって、分かりやすく伝わります。また、受け取る側も相手が、何を言いたがっているのかを予想しながら対応します。

ジェスチャーで社会性UP

伝える側も、相手の気持ちになって、この表現なら伝わるかな?この伝え方は分かりにくいから次はどんな伝え方にしようかな・・・。とより相手について考えるようになります。

受け取る側も「この動きは、〇〇ってこと??」と相手のことを想像しながら予測します。子ども達にとって、人を思いやる心が育っていきます。

もし、大人がジェスチャーを行って、子どもに「は!?意味わからんし」と言われたら、悲しそうな対応をしてみてください。そして、「どうやったら伝わりやすいかな?」など子どもに相談してみましょう。

ジェスチャー好きになると自然と集中もUP

 ジェスチャーは相手に興味を持つことが大切になってきます。ジェスチャーが好きになってくると、自然に相手の心に共感したり、相手が何を考えているのか予測するなど楽しいワクワクにつながっていきます。また、この動作を通して、子ども自身も人に伝えるときの引き出しが増えていきます。

人によって伝え方・受け取り方は様々

 当然、伝え方・受け取り方は違います。ジェスチャーをするときにこの動きを「理解しろ」ではなく、「この人の表現方法はこんな感じなんだ」とジェスチャーから多様性を知り、経験することができます。より将来への社会に出るときの引き出しを豊かにするためと考えていただければと思います。

本来であれば、0歳児クラスから大切なジェスチャーの技法ですが、マスクで伝えられない時だからこそ、大きな声や指示ではなく、別の方法で子どもに気持ちを伝えてみてはいかがでしょうか?

「遊道」では日常の行動の中で、子どもの育ちになるきっかけを伝えさせていただきます。

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