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身近にある素材から発展するこどもの活動

2025.02.26

最近の遊道あそびは、ワークショップで使用する木材を活用した遊びをしています。

今回は、平均台の要素をもった活動を行いました。

たった3,8cmの高さしかありませんが、十分にスリルを味わえます。

まずは、平均台のように歩き、次第に板の上の木材を倒したら音に気付かれて危険なことに・・・というお話あそびを盛り込みます。

次に端材をこどもたちに提供し、自分たちでコースを作ってもらいました。

下記の画像は、3,4,5歳児異年齢で活動しています。

自分たちで、意味づけを考えながら作っていきます。重さに耐えられるか、傾斜は?簡単すぎないか?難しすぎないか?

木材が足りない!など、実に様々な会話が聞こえてきます。

実際に考えて作ったものを他のこどもが渡ります。

こどもと自分たちが作った環境がどう応答しあうか、じーーーーっと観察しています。

この細かい木材の上を歩くときは、歩法が変わります。環境に対して、自分がどうしたら落とさず、速度はどうするか(速度を決める)を考えているようです。同時にバランス感覚や空間認知力も非常に使います。

こどもが考えた小人の橋。添え木がしているため、こどもが乗っても壊れません。これもこどもの工夫です。

つま先で踏むようにそっと乗っていました。

別の園では、木材を縦にし、更に傾斜を出しました。たった高さ9~13cmほどですが、とても慎重に歩いています。

怖い場合は、片足を床に置きながら。

身近にあるものだから、ひらめきやすい!

 高さや形が決まった平均台もよいですが、木材を使用することで、こどもたちが、その時に応じた幅や工夫をすることができます。また、低い位置にあるため、転倒してもできるだけ、大きなけがを回避できることも期待できます。

日常の中で、ごっこ遊びや構成遊びなどの種になればうれしいです。

このように木材を活用することで、運動・表現・人間関係・ひらめき・言葉・空間認知・自然(木材)・重さ・長さ・造形など、多岐にわたる可能性を感じてもらうことができます。

「遊道」では、引き続き身近にある物を活用しながら、園環境や素材の価値に目を向けることの大切さとおもしろさをこどもとおとなに伝えていきます。

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