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保育環境整備最前線in豊見城

2022.01.26

 先日、豊見城市にある社会福祉法人金努福祉会にて、環境整備における職員研修を行いました。

全2回で企画している研修となり、1回目は安全性の共通理解や他園の活動から、想像を膨らませるように座学を行いました。

2回目は後日、DIYのワークショップにて、棚とL字コーナー仕切りを作成します。

事前にアンケートを職員さんに記入してもらうのですが、ワクワクの期待と同時に不安もあります。

その不安をどのように解消できるのか、環境整備や保育の流れ、子どもの発達の観点からお話をさせていただきました。

アンケートを見ていると、やはり不安の1位は怪我やトラブル といったことでした。

「安心安全」についての共通理解と、それらを考えるのは環境を構成する職員さん達ということをお伝えしました。

座学の後は妄想大会

 様々な保育施設の映像やポイントを知った状態から園庭または室内の環境レイアウトを少人数チームに分かれて作成をしていただきました。子どもたちの様子を想像しながら、動線やどんな環境を設置しているか楽しそうに議論していきます。

最後はイラストを基にプレゼン大会を行いました。

自分たちで考えるからこそ、いつも関わっている子ども達のことを想像し、具体的な環境を想像することができます。

また、あるチームでは、「〇〇を考えたのだけれども、危険な箇所があった。それをどうっやったら安心安全を感じられるようにみんなで考えた」など、「危険だから止める。危険だからできない。」ではなく、「環境のねらいを残しつつ、安全性を追求できる」思考になっているチームもありました。

大切なことは子どもの姿からヒントを見つける

 保育環境を考えると、どうしても「体験させたい」「やらせたい」「登らせたい」など、大人のねらいが前面に出過ぎてしまう場合があります。大人のねらいはとても大切ですが、子どもの気持ちとかみ合わないことも多いため、子どもの姿から何をやりたがっているのか、何を欲しているのかを観察し、推測して考えることが大切です。そこまで来て初めて、ねらいをもって他園の見学などが追い風となり環境整備がますます楽しくなります。

「遊道」では、その施設や法人の特色から様々な研修を提案させていただきます。

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