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2021年を振り返って

2021.12.23

2021年も残りわずかとなりました。

昨年に引き続き、「遊道」の可能性を探るべく、様々な活動や提案を保育施設に実施することができました。

その中でも

①組織マネジメントから保育の発展

 どんな研修を受けても、どんな参考になりそうな保育施設を見学し話を聞いても、ただ刺激を受けただけでは活かすことや継続することが難しい状況であると感じました。それを下支えする管理職や一緒に盛り立てるための仲間たちがうまく機能しなければ、保育の前進や試みは生まれるけれども、すぐに消えやすくまた、試みた倍の速度で元に戻ってしまいます。

 組織マネジメントは子どもへの保育同様に職員それぞれにきっかけの提供と試して振り返られる環境を整えることの大切さを学びました。

②主体性を大切にした保育行事の試行

 こちらも大人が主体となって指導する運動会や発表会ではなく、子どもと保護者のふれあえる時間や、その中で子どもの成長を共に喜べるような企画を提案させていただきました。保育者の皆さんは、今までの運動会や発表会という概念が崩れずに、大変苦心しながら議論し、模索の様子が伺えました。しかし、当日までの経過や当日の様子を聞いていると、子ども達からの言葉が溢れ、それらをどのように実現できるか、そして保護者への説明文など、一人一人の保育者が考え普段の保育の中に取り入れられている様子がありました。

華やかな競技や種目は、大人の目を引きますが、肝心な日々の何気ない行動の中に子どもの育ちが隠れているという大切なキーワードと共に保育者が工夫をして伝えられる園が増えてきました。単純な活動程、意味づけが重要になります。

写真のこども園では、独自に様々な遊びを子どもたちと企画してくれました。

③環境整備継続中!!

 今年も園内外における環境整備のお手伝いを行いました。やはり、業者が設計、設定した環境ではなく、保育者が考え想像し、製作した環境において、子どもの姿から遊び方や必要な追加素材、危険性の除去などが具体的に考えることができます。保育の可能性は無限大です。

④保育施設の紹介

 今年は保育施設の形態や必要性に応じて、保育施設の見学を提案できることができました。今、環境整備に取り掛かりたいけれども、想像がつかない保育施設や環境整備を行ったけれども次への刺激が欲しい施設、保育の流れを見直す時の参考など、各保育施設の特性を踏まえ、おススメの保育施設を紹介させていただきました。互いに良い刺激となれば幸いです。

⑤靴教育の啓発活動

 以前より、琉球大学病院整形外科のお医者さんと日本医靴医学会や股関節検診などの活動を通じて学ばせていただいております。活動の一環として、コラボ企画を開催することができました。一人でも多くの大人に子どもの足や靴の重要性を知っていただき、子ども達に履き方や靴の大切さを伝える機会を持つことができました。

2021年もこれまで出会った方々のおかげで、中身の濃い、充実した年になりました。

2022年は更に勉強できる機会に恵まれましたので、保育者の皆さんや子ども達に還元をしていきたいと思います。

来年も遊道をどうぞよろしくお願い致します。

さんご
さんご
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